フロントブレーキパッド交換

バイクのフロントブレーキパッドの重要性

バイクが安全に動くためにはブレーキの動きが重要です。
思った通りにブレーキがかかること、しっかりとかかることができなければ事故の原因となります。

そこで行いたいのがブレーキパッドの交換です。
ブレーキをかけるたびにブレーキパッドは摩耗しており、パッドの残量が無くなってくるとブレーキの効きが悪くなるだけでなくブレーキディスクもダメージを受けて状態を悪くする可能性があります。

二年に一度の点検が目安とされていますが、走行する場所や環境、日常的にバイクに乗っている頻度によっても違ってきます。
ブレーキパッドの残量が2ミリメートル以下になってくると交換の目安と言われていますが、それよりも少し早いうちに交換しておくことが望ましいです。

ブレーキが気持ちよくかけられるのはブレーキパッドの残量が5ミリメートル程度まで残っている時と言われています。
そこで、走行場面によっては早めに交換をして気持ちよく走れる状態を維持するようにしましょう。
ここではブレーキパッドを自分で交換する際の方法を紹介していきます。

ブレーキパッドの交換方法

ブレーキパッドの交換は自分で行っても一つあたり30分もあれば終わります。
費用としてもパーツクリーナーやキャリパーピストンツールといったものの購入が無く、ブレーキパッドのみであれば3000円程度です。
すべてを揃えた場合には10000円前後かかりますが、ほかのメンテナンスでも使えるので持っていて損はありません。

作業としてはまずブレーキパッドを取り外すことから始まります。
このとき、リザーバータンクをウェスで覆っておくと塗装が剥がれたり傷がついたりすることが防げるのです。

次にリザーバータンクのキャップを取り外すのですが、ネジがなめやすいのでドライバーを強めに押し付けて取るようにします。
ブレーキフルードを取り除く際にはスポイトを使って取り除くと便利です。

取り外してリザーバータンク内が汚れている場合には一緒にふき取り掃除をしておきましょう。
ブレーキ性能を向上するためにブレーキラインをついでにオーバーホールするところまでできておくと理想的です。

バッドピンを緩めるときには完全に取り外すのではなく、ただ緩めるだけです。
キャリパーを取り外してからでは緩めにくいため、先に少しだけ緩めておくと作業が楽に進められます。

ブレーキキャリパーを取り外したらバッドピンを続きの作業から始めて取り外します。
そうすればブレーキパッドが取り外せるので新たなものに交換して作業は終了です。
ブレーキパッドの裏にシムが取り付けられており、これは交換の際そのまま戻すのでちゃんと残しておきましょう。