フロントサスのサビを防ぐには

フロントサスのサビの防止は重要

フロントフォークのインナーチューブには表面にサビが発生することがよくあります。
インナーチューブにサビが生じてしまうと、大きな問題が発生してしまうため、早急に対処しなければいけません。
しかし、交換をするためにはコストがかかってしまうため、点サビ程度であれば自分でサビを取り除くのが普通です。

特に問題がないのであれば、自分で研磨をしてサビを取り除きながら様子を見ることになります。
もしオイルがにじんでくるようになったならば、インナーチューブの交換をする必要があります。
この場合にかかる費用は安くても5万円前後の出費となってしまい、場合によってはこの倍以上かかるケースもあります。

また、古いバイクの場合はそもそも交換するためのパーツが存在しないこともあるのです。
このようにインナーチューブにサビが発生してしまうとさまざまな弊害が起きてしまいます。
できるだけインナーチューブにサビが生じないように工夫をすることが大切なのです。

フロントサスのサビの予防法

何もしないで放置していると当然サビが発生するのですが、毎日乗っていたとしてもサビができることはあります。
逆にきちんとケアを施しているバイクの場合は、たとえ放置しておいてもサビはなかなか発生しません。
ただし、インナーチューブというものはサビができないような加工がしてあるため、通常は水がかかった程度ではサビが生じないものです。

では何がサビの原因となっているのかといえば、塩分や洗剤分です。
塩分がサビの原因となってしまうことは多くの方が常識として知っていることでしょう。
この場合気をつけるべきことは、人間の皮膚の表面にある手汗や手垢です。

もし素手でインナーチューブに触れてしまうと、手の表面の手汗が付着してしまい、それが数ヶ月後にはサビの原因となっていることがあります。
手に塩分がついていることは肉眼では分からないのですが、注意するべきなのです。

目には見えないような微量な塩分であっても、サビを発生させる原因としては十分です。
また、洗車をしたあとに洗剤の成分が残っていると、これがサビの原因となることもあります。
洗車のあとにすすぎをきちんとしておいて、洗剤の成分が残らないようにしましょう。

さらにサビを予防するための方法として、シリコン系の潤滑剤を使ってみましょう。
インナーチューブが外気にさらされないように被膜を作ることによってサビを防げるのです。
シリコン系のスプレー潤滑剤はおすすめであり、一般的なサビ防止用の潤滑剤よりも長持ちします。

以上のような対策を定期的に施しておくことによって、インナーチューブのサビを防ぐことができます。