オイルやオイルフィルターの交換

オイルフィルター交換の必要性

エンジン各部を循環しているエンジンオイルには、バイク内の潤滑経路で様々な汚れを落としてきれいにする役割もあります。
オイルが落としてきた汚れの中でも、オイルフィルターエレメントは固形の汚れを捕まえる場所です。

オイルフィルターが汚れてしまうとろ過性能が低下し、オイルの流れる量が減るだけでなく、オイルが循環しなくなることもあります。
そこで、定期的にオイル交換だけでなくフィルターの交換もすることが必要です。

オイルフィルターの交換頻度

オイルフィルターは取扱説明書では1ヶ月に1回とか、1000㎞走行時といった指示がされています。
メーカーによって指示が異なるので、きちんと自分のバイクがどのくらいの頻度での交換が理想とされているのか確認するようにしましょう。

一般的にはオイル交換2回に1回フィルター交換をするという意見が多いです。
部品代として1000円ほどなので、できればオイル交換のたびにフィルターも好感しておくのが望ましいでしょう。

オイルフィルターの交換は難しくない

自分でバイクのメンテナンスをしたいと思っても、なかなかできずに諦めている人も少なくありません。
たしかにメンテナンスというのは、バイクの走行にかかわるものなので、安全ためにもプロに任せた方が良いものもあります。

しかし、オイルフィルターの交換については素人でも簡単にできるものです。
自分でメンテナンスをできるようになりたいけれども自信がない、不安、といった人はオイルフィルターの交換から始めてみましょう。

オイルフィルターの交換方法

オイルフィルターの交換をするにあたっては、ボルト3本の着脱だけです。
固定するのに使われているボルトをすべて均等に締め付けること以外は特に難しい作業もありません。
カバーを取るとエンジン側からオイルが流れ出てくるので、クランクケースの下に厚紙などを敷いてくと作業でエンジンやフレームが汚れるのを防ぐことができます。

もしもエンジンフィルターのろ紙の谷底部分に金属粉が残っていたら、エンジンの中で金属部品が摩耗してしまっている可能性が高いので、バイクショップに見てもらいましょう。
カーボンスラッジの場合には、オイル交換のときにフラッシングをすれば汚れが切れに落とせます。

エンジンオイルの状態やフィルターの汚れを見ることはバイクの状態を知ることのできる手段としてとても有効です。
自分でバイクのメンテナンスをすることで、自分の走りやバイクの状態を知ることができることこそ、セルフメンテナンスの楽しみといえるでしょう。
初心者にも決して難しい作業ではないので、ぜひエンジンオイル交換は挑戦をしてみましょう。