バイクのタイヤ交換手順

タイヤ交換の必要性

バイクの部品の中でもタイヤは特に重要であり、走行に大きく影響を及ぼしています。
バイクを走らせたり、止まらせたり、曲がらせるためにはタイヤは重要なのです。
タイヤは消耗品であり、常に表面をすり減らしながら走っている状態となっています。

スリップサインのあるタイヤの場合は、交換をする際の目安が分かりやすいです。
タイヤの溝の中に盛り上がっている部分があり、これが出てきたときにはタイヤを交換しなければいけません。
タイヤが磨り減ってしまうと、雨の日に運転していると滑りやすくなるためとても危険です。

タイヤが磨り減ったことによって、パンクしやすくなってしまうため、こちらも危険でしょう。
また、タイヤそのものが古いために劣化しており、溝が残っているのに危ない状態となっているケースもあります。
このようなタイヤは非常に滑りやすくなっているため、すぐに交換しなければいけません。

バイクのタイヤの状態については定期的にチェックして、交換のタイミングを見逃さないようにしましょう。

タイヤを交換する方法

タイヤを交換したいならばまずはホイールを脱着しなければいけません。
その際にはそれに付随したパーツも脱着することになり、傷がついてしまう可能性があります。
傷を防止するための保護フィルムをあらかじめ施行しておき、傷を防止しましょう。

左右のパーツやボルトを脱着する際には、さまざまなパーツを外すことになるため、必ずトレーを準備しましょう。
左右両方にトレーを置いておき、左右のボルトやパーツが混在しないようにしてください。
別のものを間違えてつけてしまうと非常に危険なため絶対に避けるべきです。

ホイールが錆びついていることがあるため、きちんとサビ落としをやっておきましょう。
錆が原因となってタイヤがパンクしてしまうこともあるため、きちんと落としておくべきです。
チューブと接触する部分の錆は入念に落とすようにして、チューブレスタイヤの場合であってもタイヤと接触する部分の錆には神経質になりましょう。

チューブタイヤの場合はビードワックスを全体に塗るようにしてください。
これはタイヤとホイールの間にチューブを挟んでしまいパンクさせるのを防ぐためです。
タイヤにエアー漏れがないかをきちんと確認するようにして、チューブの破損がないかもチェックしましょう。

他には、アクスルシャフトをメンテナンスしたり、チェーンの張りを調整したり、トルク管理をするといった作業があります。
タイヤを交換しながら関連する部分をメンテナンスしていくという手順となります。
タイヤ交換をきちんとすることによって、バイクのトラブルを未然に防げるため、しっかりとやっておきましょう。