バイクの初期費用

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バイクに必要な税金

ここでは、バイクを始めるために必要となる初期費用について紹介します。
まずは、バイクを購入し、所持するために必要となる税金についてです。
バイクには大きく2つの税金が関係しています。
一つは「自動車重量税」、もう一つは「軽自動車税」です。

税金については下記サイトにも詳しく紹介されていますので、合わせて参照してみてください。
>>税金について知ろう|軽自動車税|税額一覧
まずは、自動車重量税についてです。
自動車重量税は排気量によって税額が違っており、購入するバイクの種類によって支払うべき金額に違いが生じます。

排気量が125cc以下である場合、つまりは原動機付自転車である場合は、自動車重量税の課税対象となりません。
排気量が126ccから250cc以下である場合は、新車登録時に6300円の自動車重量税が課税されます。
それ以上の排気量の場合には、車検の度に5000円の重量税を支払う必要があります。
長期間に渡って利用するほど、大型のバイクの課税額が大きくなっていくことになります。

次に、軽自動車税についてです。
軽自動車税も排気量によって年間課税額が決まっています。

排気量が50cc以下の場合は、1000円です。
排気量が51cc以上90cc以下の場合には1200円です。
排気量が91cc以上125cc以下の場合には1600円です。
ここまでは原動機付自転車の扱いとなります。

排気量が126cc以上、250cc以下の場合、つまり重量税が新車登録時の支払いであるカテゴリーについては、2400円です。
最後に、それ以上の排気量の場合には4000円となります。

もう一つ、バイクに乗り始める場合には必ず支払わなければならないお金があります。
それは、自動車損害賠償責任保険の保険料です。
略して自賠責保険と呼ばれるこの保険は、事故被害者を保護する目的の保険であるため、バイク・自動車のどちらかに乗る人は必ず加入しなければなりません。
この保険料に関しても、排気量によって金額が違います。

自賠責保険の保険料は12ヶ月区切りで支払い額をふやすことが出来ます。
一気に長い期間の保険料を支払うと割安になる仕組みです。

原動機付自転車の場合、すなわち排気量が125cc以下の場合は、12ヶ月で7940円、24ヶ月で10140円、36ヶ月で12650円、48ヶ月で15100円、60ヶ月で17510円となります。
軽二輪自動車、すなわち排気量が126ccから250ccの場合には、12ヶ月で9570円、24ヶ月で14070円、36ヶ月で18500円、48ヶ月で22830円、60ヶ月で27060円です。
小型二輪自動車、すなわち排気量が251cc以上の場合には、支払いできるのは「12ヶ月」「24ヶ月」「25ヶ月」の三種類の区分となります。
順に、12360円、19620円、20210円となります。24ヶ月の段階で原動機付自転車の60ヶ月の保険料を超えるという高額の設定となります。

登録の際の料金とバイクの購入費用

また、バイクを購入する際には、納車整備手数料と登録手数料というものが必要となります。
これは税金と違って確定した金額があるわけではなく、ショップによって金額の設定が違っています。
初期整備の内容によっても価格が変更されるため、購入するバイクによって金額が変動します。
こちらも排気量によって価格が設定されていることが多く、原動機付自転車なら1万5千円前後、小型二輪自動車なら4万円前後が初期費用であることが多いようです。

これらの初期費用を合わせた金額のことを「乗り出し費用」といいます。
すべての項目において排気量による違いがあり、乗り出し費用が違っています。
総合すると、保険料を24ヶ月払いだとした時の乗り出し費用は以下のようになります。

原動機付自転車(50cc)の場合は、23000円前後、原動機付自転車(50から125cc)の場合は25000前後。
軽二輪自動車(126ccから250cc)の場合は60000円前後、小型二輪自動車(251ccから400cc)の場合は80000円前後。
大型自動二輪車(それ以上の排気量)の場合は95000円前後となっています。
基本的に排気量が上がるほど二次関数的に掛かる乗り出し用が大きくなっていることがわかります。

当然、これとは別にバイクの購入費用も必要となり、バイクの購入費用自体も大型車程高くなる傾向があるため、初心者がいきなり大型二輪車を購入する、というのは良い選択肢とはいえません。
安いものから初めて少しずつグレードを上げていく方が、すんなりとスタートすることが出来るでしょう。