ハンドルの重さは足回りの不調かもしれないので要注意

バイク走行をスムーズにするためには、ハンドル操作を楽にできるというのが必須です。
しかし、急にハンドルが重くなったような感じがして、今までとは切り返しの感覚が違うと思うことがあるかもしれません。
こんな時、走行に問題が出ていないから大丈夫と思わず、しっかりとチェックしなければなりません。

というのも、今までとは違ってハンドルが重くなるというのは、高い確率で足回りに何らかの不具合が発生しているからです。
そのままにしていると、高確率で重要な足回りのパーツが破損する危険もあります。
なにより、足回りの故障が走行中に起こったら大事故につながりかねませんので、身の安全を確保するためにも早めに対処すべきなのです。

単純にハンドルが重いということは、それだけ操作がしづらくなるわけです。
快適さが失われるだけでなく、素早い対応ができずスリップなどにつながる恐れもありますので気を付けましょう。

ハンドルが重い原因とは？

一番シンプルな原因として、単にタイヤの空気圧が減っている可能性もあります。
タイヤが地面に接する面積が大きくなりますので、その分抵抗が増えて重く感じるのです。
この場合、いつもよりもタイヤが押しつぶされている感じが見た目にも分かりますから、一度空気圧をチェックしてみましょう。

また、タイヤが摩耗していたり劣化していたりするとハンドル操作に違和感を与えることもあります。
溝の状態やゴムの硬化などを注意して見てみましょう。

ステムベアリングが悪くなっている可能性もあります。
グリスが切れているとか錆びが来ているといった状況では、動きが鈍くなり回転動作に不具合が出ます。
ハンドルの重さと共に、異音が出ることも多いので音にも注意しましょう。

他に、ブレーキが問題となっていることも考えられます。
ブレーキが戻っておらず引きずっているとか、ブレーキパッドが固着しているといった問題です。

快適に走るための対処法

まずは原因をしっかりと突き止めることが第一です。
処置が楽な原因から疑ってチェックをしてきますので、タイヤやブレーキ、ベアリングなどの順に確認します。
タイヤの場合は空気圧をチェックしてエアーを入れると共に、タイヤ自体の交換をした方が良いケースも多いです。

また、ブレーキに問題が起きている場合、それがケーブルなのかパッドを固定するパーツなのか初心者には分かりづらいこともあります。
安全に直接関わるパーツでもありますので、修理工場に持ち込んだ方が安心です。

ベアリングなどの不調も、自分で調整するのは難しいです。
日頃からグリスを注油するなどしてメンテナンスをしておくことは大事ですが、一度グリスを付けてみて改善するか試してみましょう。
それでも駄目なら、やはり修理工場で見てもらった方が良いです。