カウルについた傷を消すには

消せる傷と消せない傷がある

せっかくお金を貯めて買ったバイクなのに、いつの間にかカウルに傷がついていてがっかり…といった経験をしたライダーは少なくないはずです。
カウルについた傷というのは、消せるものと消せないものがあります。
比較的浅い傷であれば修復することも不可能ではありませんので、気になる傷がある場合にはトライしてみることをおすすめします。

傷の部分に水をかけてみて、見えなくなるような傷であれば修復できる可能性が大です。
逆に、水をかけても傷がくっきりと見えるような場合には傷が下地まで達している可能性が大きいので、傷を消そうと思ってもなかなかうまくいきません。

コンパウンドを使う方法

カウルについた傷は、浅いものであればコンパウンドを使って修復することができます。
コンパウンドは液状のものと練り状のものがあり、目の粗さもさまざまです。
目が粗いコンパウンドを使ってしまうと傷がひどくなる可能性がありますので、できるだけ目の細かいコンパウンドを選んで作業を進めていきましょう。
コンパウンドは基本的に研磨剤ですので、広範囲に付けてごしごしと磨くとカウルの傷が大きくなってしまいます。

少量をスポンジにとったら、円を描くようにスポンジを動かさずに、傷に沿って直線上に往復させるようにするのがポイントです。
こうすると、傷を目立たなくさせることができます。

数多く市販されているコンパウンドの中でも、特に人気が高いのはスリーエムジャパンから発売されている「コンパウンドハード5982」です。
この製品は高性能の液状コンパウンドで、細かい傷を目立たなくするには最適です。
使用量もごく少しでいいので、コスパの面からいってもおすすめの製品です。

同じスリーエムジャパンから出ている「ウルトラフィーナコンパウンドHGN 5969R」も人気の高いアイテムのひとつです。
液状のコンパウンドで、ノンシリコン・ノンワックスなのでベタつかず、つややかな仕上がりが期待できます。
同社製の「ウルトラフィーナパフ ソフトスポンジ」と一緒に使うことをおすすめします。

安いコンパウンドで試してみたいというのであれば、ソフト99コーポレーションの「コンパウンドトライアルセット 09192」を試してみるのも悪くないかもしれません。
粒子サイズが異なるコンパウンド3本がセットになっており、お値段のほうも600円前後とかなりリーズナブルです。
メタリック塗装のバイクにも使えます。

メラミンスポンジを使う方法

台所で使用するメラミンスポンジも、カウルの傷を消すのにはおすすめです。
メラミンスポンジはごく弱い力で研磨してくれますので、カウルの傷を悪化させずに修復することができます。
使い方も簡単で、メラミンスポンジを水に浸して傷の部分を軽くこするだけです。