磨きメンテナンス

バイク磨きはメンテナンスの基本

バイクに乗るならば常にきれいなものに乗りたいものです。
その中でも重要なのが外装パーツの磨き方です。
ただ磨くだけでなく、知識を持って磨くとその仕上がりは格段に良いものになります。

特にある程度の期間乗っているバイクは磨いても思うようにきれいにならないということも少なくありません。
そのような時はペイント肌を作ることから始めると見違えるほどきれいになることが多いです。
そこで、ここではバイク磨きのポイントを紹介していきます。

地肌づくりの重要性

バイクを磨く際、多くの人はワックスやコーティング剤での仕上げにばかり目が行きます。
しかし、ペイントされている外装パーツの地肌づくりをすることはとても重要です。
バイクのペイントにも賞味期限があり、その地肌部分の状態を整えることでバイクの塗装はきれいなものになりますし、仕上がりも変わってきます。

下地作りの際、ペイントを磨くときには加減も大事なポイントとなります。
あまりにも強く磨いてしまうと削れることにもなりますし傷をつけることもあり、力加減は重要なのです。

また、ペイントパーツのコンディションによっても仕上がりが変わることを意識しなければなりません。
ダメージが少なければ仕上がりが飛躍的にきれいになりますが、コンディションによってはツヤが出てもクラックが目立つこともあるのです。
そこで、下地となるペイントの状態を見て下地を作り仕上げることが重要なのです。

作業の方法

作業をするには耐水ペーパーと呼ばれるフィニッシングペーパーで地肌づくりをしていきます。
そして、仕上げであると便利なのがカーワックス用のポリッシャーです。
力がありすぎるものは使いこなしが難しいのでシガーライター仕様のパワーが弱めのものを選ぶと磨きすぎが防げます。

作業としては、最初にカバーの油汚れを洗い流してフィニッシングペーパーでペイントの磨きこみをしていきます。
クリアペイント層がある場合には作業がしやすいですが、クリアペイント層が無いタイプのものは作業をしていて力を入れすぎると塗装が剥げることがあるので注意をしながら進めましょう。

フィニッシングペーパーは2000番台のものを使って水研ぎをします。
仕上げの際には乾いた柔らかいウェスで水分をしっかりと拭きとりましょう。
クリア層が無いものは水研ぎで簡単に塗料が剥がれ落ちるのでしっかりと優しく丁寧に拭き取ることが重要です。

ワックスを付けて磨きこむときには手作業だけでなくポリッシャーを使うと便利です。
ポリッシャーを使うことで効率よく作業が進みますしムラが無くなります。
手仕上げの場合にはかなり長く磨く必要がありつかれてしまうことも多いですが、根気強く磨けばポリッシャー同様きれいな仕上がりになります。