キャブメンテナンスに必要なツール

キャブレターメンテナンスは大変

キャブレターメンテナンスはバイクをいじる中で楽しいものでもありながら、嫌いという人も多くいます。
その理由は面倒であることです。
分解作業は単純でも手元に作業をするのに必要な工具がそろっていないということも多くあるためです。

作業に必要な工具や便利な工具がないと作業効率は格段に落ちてしまいます。
そして、仕上がりについても大きな影響が出てきてしまうものです。
そこで、ここではキャブレターメンテナンスが少しでも楽しめるよう、揃えておくべき工具について紹介をしていきます。

キャブレターメンテナンスで持っておくべき工具

Oリングピックアップツールは持っていると格段に作業効率を上げることができる工具です。
名前の通りキャブレターのパイロットスクリューに用いられている小さなOリングをキャッチするための工具であり、その単純性から持っておく必要が無いと思われがちの工具でもあります。

しかし、この便利さはとても大きく今までOリングを取り出すのに苦戦していた人はその手軽さに驚くこと間違いありません。
無理してOリングを取り出して傷める心配もないですし、作業中にOリングを落とす心配もありません。
細かな作業の多いキャブでのメンテナンスではこういった少しでも作業の負担を軽減できるアイテムが役立ちます。

ポケットブローガンも持っているとかなり役立ちます。
コンプレッサーのホースにつなぐことで一定量のエアを出し続けることができるという道具です。

キャブレターメンテナンスでは繊細なパーツをたくさん使います。
高圧縮のエアが飛び出すピストルグリップよりも使いやすく便利ですから持っていると作業の負担が軽減できます。

ペンシル型のボディでありエアが少しずつ出すことのできるタイプであれば操作もしやすくエアの通りも確認しやすくて便利です。
軽量タイプのものが増えており、長く手に持っていても疲れることがありません。

ロングチャンクヘキサゴンのように見えますが、Tタイプトレンチもあるだけで作業が大幅に楽になります。
これは元々カワサキのバイクのフロートチャンバーのドレンボトルを緩めるために開発されたものです。
しかし、持っているとかなり役立つ場面があり揃えておきたい工具の一つです。

ジェットリーマーセットも極細のものがたくさんそろっているものは持っていると重宝するのはもちろんですが、工具としても本格的で気分が上がるものです。
細かな部分まで汚れを落とすことができるのでバイクの動きが格段に変わります。
ただし、不慣れな人がやみくもに強くリーマーを入れて操作すると通路内径が大きくなってしまうこともあり、セッティングがうまくできなくなる可能性もあるので使う時には注意が必要です。