タイヤは種類がある
バイクでの走りを良くするためにはいろいろな方法があります。
その一つがタイヤです。
バイクのカスタムというと多くの人がエンジンの見直しをしますがタイヤはバイクの用途や走りに適したものを選ぶことで格段に走り心地を良くすることができます。
せっかくバイクに乗っているならば快適でなおかつ理想の走りをしたいものです。
自分に合ったものを選ぶことによって理想の走りを手に入れるようにしましょう。
バイクのタイヤの種類
バイクのタイヤは大きく分けると4種類です。
それぞれに特徴があるので自分に合ったものを把握することからはじめます。
タイヤの骨組み部分であるカーカスと呼ばれるワイヤーが斜めにまかれているのがバイアスタイヤです。
構造上衝撃を吸収しやすくなっていて柔軟性があります。
そのため乗り心地が良いと評判です。
カーカスタイヤはリーズナブルなものも多く純正品として多くの企業も採用しています。
しかし耐久性は少し劣る点があるので注意が必要です。
バイアスタイヤよりも後にできたものにラジアルタイヤがあります。
剛性もあり軽いのが特徴です。
価格は高めですがトレッドの部分と側面に違う素材を使うことで耐久性があります。
乗り心地はラジアルタイヤには劣りますが性能は格段に高いです。
オフロードタイヤでも公道を走ることが認められているものにトレールタイヤがあります。
タイヤに台形のブロックがついているのが特徴です。
ブロックが大きめのものはオンロード、小さめのものはオフロードに向いています。
サーキットで使われるのは競技用タイヤで公道では走ることができません。
柔らかくグリップ力が高いので操作のレスポンスや加速力といった乗り心地は抜群です。
しかし摩擦しやすい点はデメリットといえます。
チューブの違い
バイクのタイヤの違いはチューブの有無でも違います。
チューブがあるタイヤは空気を入れるチューブがタイヤの中に内蔵されていますがチューブのないタイヤはチューブの代わりにゴム素材のビートが内蔵されているのが特徴です。
チューブタイヤはパンクをするとすぐにペタン子になってしまいます。
それに対してチューブレスタイヤはすぐに空気が抜けずにしばらく走行することが可能です。
チューブレスタイヤのほうがよさそうに思えますが空気が抜けにくいためにパンクに気付きにくいことはデメリットといえます。
パンクに気付かず走り続けるとビートに傷が入り大々的な修理が必要になることもあるためです。
そこでチューブレスタイヤの場合にはチューブタイヤ以上にこまめにタイヤの状態確認をする必要があります。
用途によって使い分けをする
タイヤは種類がありそれぞれにあった使い方があります。
そこで通勤や街乗り、高速、オフロードなど走る場所にあったタイヤを使うことが大切です。
またチューブタイヤとチューブレスタイヤもそれぞれの用途で合ったほうを使い分けるようにします。
バイクとの相性と走る場所とを加味してタイヤを決めると走行性を高めることができるのです。